法人ブログ

2015.03.20

H26年度 熊本市難病ネットワーク研修会

 平成27317日(火)19002030まで、ウエルパルくまもとにて熊本市保健所

主催の「H26年度 熊本市難病ネットワーク研修会」に参加して参りました。

第一部講演では、独立行政法人国立病院機構熊本南病院 神経内科部長の栗﨑玲一先生

より、在宅人工呼吸療法についての必要な知識の習得と災害時の備えについてお話を伺いました。

このなかで医師のみならず、医療スタッフ全員が在宅人工呼吸療法の意義とテクニックを習熟し、連携(チーム医療)を図る事が一番重要との事でした。

さらに災害時の備えについて東日本大震災の教訓を交えながらお話があり、緊急時にはまず病院へは辿りつけない(交通網遮断、運ぶ物・人がいない等)ため、自宅で72時間生き抜く準備が必要だと知りました。

そのために常日頃から緊急時の電源確保の重要性、電源対策の為に車のガソリンは常に多めに入れておくこと、普段からの意志伝達方法の確立、内服薬の確保等が必要だと学びました。

常に危機意識をもって準備にあたる必要性、患者様・ご家族の皆様への意識付けと啓発・指導も併せて必要だと感じました。

 第二部講演では、同じく独立行政法人国立病院機構熊本南病院の臨床工学技士 小井手博利先生より「停電時の非常電源の準備」と題してご講演をいただきました。

内部・外部バッテリー動作時間の確認や予備電源の有無、人工呼吸器の機種の把握が重要で、全ての電源が使用出来なくなれば最後は人力との事でした。

実際にバッグバルブマスク、足踏み式吸引の実物に触れながら手動の操作の困難さを痛感致しました。

 「備えあれば憂いなし」とはよく言ったもので、常日頃からの危機意識と事前準備が重要だと思います。

誰もが難病になる可能性はあります。他人事とは思わずに、難病の方々の今後の支援に少しでもお役に立ちたいと思います。

熊本なかがわ居宅介護支援事業所  西田 純也

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